突然の肺水腫2

1/30の土曜日。

この日は、娘2人が自宅にいました。

普段は嫁いでいる娘が、たまたま用事があり自宅に帰って来ていたのです。

 

ちょっとした物音で怯えるりつ。

心臓に負担をかけないように家の中でも用事をする時は二人体制です。

(極度の不安症だと思います。これはりつの幼少期のトラウマがあります。詳細はまた別の機会にでもお話し出来れば・・と思っています)

 

朝8時の朝食は、「早く頂戴~」といつものりつ。

勿論、用意した朝食も完食。足りないくらいです。

 

掃除、洗濯へと二階に上がる際にふと、りつを見ると、娘ふたりに交互に抱かれちょうど首をマッサージされて気持ち良さそうにしていました。

 

すると突然、1階から「呼吸がおかしい!!!」と叫び声が聞こえたのです。

慌ててりつの元へ行くと、先ほどとは全く違う光景・・

りつが、苦しそうにグッタリとしているのです。

ハァハァと息も呼吸するのもやっと・・。

抱き上げても、されるがまま。それさえも苦痛の様子。。

このままだと倒れてしまう・・。

(今、思い出すだけでも辛くて長い時間でした。。緊張した時間が流れていました。。)

いつものりつは、私の顔をじーっと見て尻尾フリフリするのに、

そんな姿は一切なく目もうつろな状態で一目見て、ただ事じゃないことはわかりました。

 

私は、すぐさま呼吸を数えました。

80回を数えた時に数える事を諦め(正確には数えることすら時間が勿体ないと感じ)「もうダメだ!!今、何時?!病院開いてる?!」

時計を見ると12:10

 

今すぐに対処しなければりつは危ない!!!

 

自宅から一番近いかかりつけ医の診察時間は12:00まで!

電話しても留守番電話になる。

名古屋の循環器の病院は12:30まで!

まだ繋がる!!

 

(リビングに緊急時の際の24時間体制の動物病院のリストが貼ってあります。

常に目に入る場所にそのリストがあるため、診察時間等の把握はしていました)

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(夜間の3時以降は大阪の病院しか開いていません。

診察可能だとしても到着するのに3時間はかかるため、夜中だけは何も起こらずにいて!と願っていました。) 

 

すぐに経過観察していただいている名古屋の病院に電話をかけました。

 

院長先生に代わって頂き、とにかく落ち着け、落ち着け・・とりつの状況を説明しました。

毎回、1時間半かけて通院しているのを知っている先生。

 

「こちらの病院まで来るにはリスクが高すぎる!命が危ない!かかりつけ医に直接、電話をするのですぐにそちらの病院に行って下さい!!」

 

いつもの穏やかな院長先生の様子からしても、今のりつが危険な状態なのは明白でした。

 

院長先生にどのように返事をしたのか今でも思い出せません。

 

とにかく急いで病院へ行かなきゃ!!とかかりつけ医の元へと向かいました。

 

その間にかかりつけ医からも入電。

「名古屋の先生と連携をとっていますので、安全運転で来て下さい」とおっしゃって下さっていたようです。

 

この時の私はどうやって、病院にたどり着いたのか・・

後日談ですが、私は

「りつ、大丈夫、大丈夫、絶対大丈夫だからね!」を繰り返し

言っていたらしいです・・。

かかりつけ医からの入電も娘が対応してくれました。

 

到着後、りつはすぐにレントゲン室に。

 

結果はすぐにわかり、肺水腫を起こしていました

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その時の画像です。

白くなっているところ全部に水が溜まっています。

 

相当苦しいと思います。

 

先生の言葉が、胸に突き刺さります。。

 

この時点では肺水腫を起こした原因まではわかりませんでした。

後日改めて名古屋の病院での精密検査で、一番大きなけんさくが切れた事が原因で

肺水腫が起こったことが判明いたしました・・。

 

りつはこの後、酸素室に入り、入院となりました。。

 

 

数時間前までは、元気だったりつ

突然、いきなりこんなことになるなんて・・

わずか数時間でりつの体は末期・・

僧帽弁閉鎖不全症の恐ろしさを目の当たりにしました・・。

 

そして、、対応して下さったかかりつけ医の先生と名古屋の先生には感謝でしかありません。。