僧帽弁閉鎖不全症になるまで2
心雑音を指摘されたのが6月終わり。
循環器の先生の病院に行ったのが8月。
自宅から名古屋の病院まで高速で1時間半かかります。
車移動の時は、たとえ近くのかかりつけ医の病院でさえも
不安症のりつが不安にならないために(りつは幼い頃のトラウマがあるのです)
私は運転に集中するため、必ず2人で行きます。
この日は、娘と一緒に行きました。
名古屋の病院は、循環器専門医の病院。
院長先生に見て頂きました。
第一印象は、かかりつけ医と同様に穏やかで優しそうな先生。
専門の医療具でりつの心臓をくまなく調べて頂くこととなりました。
数時間後、全ての結果が出揃って、1時間以上かけて今のりつの状態を説明してくださいました。
今のりつの病名は、僧帽弁閉鎖不全症ということ。
心臓が肥大していること、心雑音が聞こえること。
そして、この病気は、内服薬で進行を送らせることが出来ても根本的な治療がは出来ない。(心臓のレベルは、重症度に合わせてA(軽度)~D(重度)に分かれます)
レベルA
無症状ですが、獣医師の聴診で心臓の雑音が聞き取れます。
定期的な健康診断を心がけているとこのレベルで発見できます。
レベルB
無症状であるもののレントゲンで左心室の拡大が観察され、症状が進行するにつれ左心房も拡大し始めます。
レベルC
レベルB末期からレベルC初期のレベルにまで進行すると、特徴のある咳が出始めたり、散歩や運動中に倒れたりするなどの症状が出始めます。
レベルD
1日中咳が出て、食欲も無く、ほとんど動こうとしなくなります。
呼吸困難が見られたり、失神してしまうケースもあります。1日中咳が出て、食欲も無く、ほとんど動こうとしなくなります。呼吸困難が見られたり、失神してしまうケースもあります。
この時、りつの心臓レベルはB2
今はBでも、急激に悪化する場合もある。
昨日まで元気だったのに、突然、急性肺水腫になり翌日に命を起こす子もいる。
基本、治らないので、お薬がどこまで効いてくれるか・・。
個人差がある病気です。
ですので、今はこのような状態だけど、明日のお約束は出来ません。
そのような事を言われたのを覚えています。
(今は、肺水腫を起こし、余命宣告されました・・。)
この日から、ピモハートという不全改善剤の内服薬が開始されました
スヤスヤ熟睡しているりつ。
この寝顔を死守したい。。
僧帽弁閉鎖不全症になるまで1
りつは、現在11歳になったばかりの女の子。
6歳を過ぎた辺りから「ワンワンドッグ(健康診断)」を年に1度、9歳からは年に2度、春、秋に受けていました。
2019年も6月に健康診断を受けました。
いつもお世話になっている動物病院。
りつは、かかりつけ医の先生が大好き。
いつも、「先生の所に行こうか~」と言うと尻尾フリフリ。
凄く喜びます。
先生も「りっちゃん、来たね~」って優しく声をかけて下さいます。
だけど、健康診断となるとそうはいきません。。
血液検査はするし、レントゲンもとるし、エコーだってする・・。
看護師さんが『一旦、お預かりしますね。』と私たちの元を離れ、レントゲン室に行かなければなりません。
りつは、健康診断だ!とわかった瞬間ブルブル震えちゃうんです・・。
恐がりなりつ。不安症なりつ。
(りつは、とても恐がりで不安症で、家族がいないとすごく不安になる子です。
実は、りつにとって私は3人目の飼い主になります。過去にトラウマがあるのです・・。)
だけどシニア犬になると、色々な部位が気になる年頃なので
私は心を鬼にして、「すぐに終わるから頑張ろうね。終わったらすぐにおうちに帰ろうね」とたくさんお話ししていつものように健康診断が始まりました。
「ん??ちょっと、心臓の音が気になるね・・」
そこで、指摘された心雑音。
先生から「名古屋にある循環器の先生を紹介しようか?お母さんも気になるでしょ?」
私もりつ同様、不安症なのをご存じですぐに予約の手続きをして下さいました。
犬のぬいぐるみの足にあごを乗せるりつ。
何を考えているのかな~
余命8ヶ月
皆様、初めまして。
この度は、ブログを見て下さいましてありがとうございます。
我が家の、愛犬りつ(チワワの11歳の女の子)が僧帽弁閉鎖不全症という心臓の病気にかかり、今年1月末に肺水腫を起こし、余命8ヶ月と宣告されました。
僧帽弁閉鎖不全症が診断されたまでの経緯や治療の様子などすこしづつですが、書かせて頂きたいと思いブログ開設に至りました。
そして、りつと同じ病で闘っている方々と意見交換や情報提供していければ・・また、りつを応援して下さる方々とも親交を深めていけたらと思っております。。
(決して、手術を推奨しているわけではありません。)
今日は、大まかなことだけ、、お話しさせて下さい。
(詳細は少しづつ、記事にさせて頂きます)
『この子は、このままだと、年は越せません』
『今は薬が効いていても、今回のように突然悪化する場合も充分考えられます。
心臓や肺、、内臓のどの部分が悪さをするかで、・・そのまま亡くなるケースも少なくないです』
あの時に言った獣医師の言葉が今も耳に焼き付いています。
あの時から私たち家族は、目の前の景色が一変しました・・。
りつは、2019年夏に僧帽弁閉鎖不全症を発症します。
2021年1月、何の前触れもなく突然、呼吸困難となり、肺水腫を起こし入院。
初めての利尿剤治療が功を奏し、退院に至りましたが、それは心臓が改善しているわけではなく、ただ薬が効いているだけの状態とのこと。
いわば、今の状態は、延命治療だと・・。
また同じ事が起こる可能性もあり、その場合の命の保証はありません。
過去の症例でもそのまま・・の子も残念ながらいます。と・・。
そして、今、服用している薬の効果は8ヶ月・・。最後は、肺水腫となり呼吸困難となり溺死となる・・
陸にいるのに、溺死・・
さっきまで元気だったりつがたった数時間で末期となり、余命宣告されました・・。
放心状態の私たちに循環器の専門医の先生から、高額ながら『手術』という選択肢があるということも教えて頂きました。
外科手術をすると、心臓が改善され、薬の服用もなくなり、余命すらなくなるというのです。心臓(僧帽弁閉鎖不全症)で亡くなるというリスクはなくなる。と言うのです。
私たち家族はもう手術しかない!と手術を希望していますが、費用を聞くと、とても高額なのです・・。
私たちは、クラウドファンディングにたどり着きました。。
1度、内容だけでも目を通して頂けると大変嬉しく思います。。
こちらから内容は確認して頂けます。↓
ただ今、作成中です。→公開しました。
ご連絡です・・クラウドファンディングに公開して頂き、当初はこちらのブログと合わせてお知らせしようと考えていましたが、先日りつの呼吸回数が40回以上となり救急にて対処していただきました。
検査結果は悪化ではなく、現状維持とのことでしたが、僧帽弁閉鎖不全症は突然起こる発作で命の危険と隣り合わせとのことで、さらなる体制で家族で見守りを続けています。そのため、PCで打ち込むブログはなかなか更新出来なくなりました。
スマホでりつの現状を綴りたいと思い、検討しておりますが、私自身Twitterをすることが初めてで、家族に聞きながら、またりつの体調に合わせて、私の持病もありもう少し時間を下さいませ。
今・・りつの手術は『希望』でしかありません。。。
隣にいてくれているりつ。
しっかりと、生きてくれています。。。
しかし、りつの体は元気ではありません。
突然の咳やおう吐を繰り返し、目を離すことが出来ません。
呼吸数が35回以上の時はすぐに酸素室に入ってもらいます。
本人も体が辛いときは、酸素室に行きたがります。少しは楽になるようです。
りつの心臓は徐々に悪化している・・
(定期的に行われる血液検査でも確認しています。)
重複してしまいますが、りつは今、生きてくれています。
私たちに幸せをあたえてくれています。。
りつの体調に合わせてゆっくりな更新となりますが、お付き合い下さいましたら大変嬉しいです。
また、初めてのブログ開設です。。
頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。
最後まで読んで頂きありがとうございます。